さぁ、局面は進み難解に。
局面が難解になると両ペアとも長考が増えてきます。
その時間を利用して武田が下坂プロに質問しました。
「先ほど、(下坂さんは)張栩さんとペアを組んでペア戦に出場したと言っていました。ペア戦ではプロも難しい局面で手番渡しをしたりするんですか?」
※手番渡し(絶対に受けてくれる場所を打って、ペアに手番を渡す技。
永代(うん、これは良い質問だ。手番渡しをすると味消しになったり、コウダテを一つ損したりするから、プロは打ちにくいはず。どちらにしても何かしらのコメントはもらえそうだ。)
しかし、下坂プロは予想以上のエピソードを紹介してくれました。
下坂プロ「私、張栩さんとペアを組んだ時に、実際に手番渡しをしたんですよ。そうしたら張栩さんにこの手番渡しはこの対局で一番良い手だったと褒められまして…(笑)」
武田は返答に困ってましたが、観戦者には大ウケ!(笑)
武田の切り込みは功を奏したのでありました(笑)
それにしても、下坂プロの安定感は流石です。
NHK杯の司会をやっていた影響で、聞き手というイメージがありましたが、解説のほうが面白いと思いますね!
下坂プロによると、張栩さんは「もう好きなように打っていいから」と言ってくれるくらい優しかったらしいです。
やっぱりペア碁は優しい人と組むべきです。
男女問わず…(笑)
おわり
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