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ゆったりと品のある空間で囲碁を楽しむ・・・
2016年3月12日

アルファ碁への見解について(中間まとめ)

By igosalon

今までの日記ですが、文章力が未熟だったので変な方向へ感じ取ってしまった方も多いかもしれません。

そのような方にはお詫びを申し上げます。

私が伝えたい点を要約すると・・・。

①技術面に比重を置いている棋士、又は院生などは絶対的強者が現れたときに精神面でつらいのではないかと。自分がこの世で一番強くなってやるという気持ちを持っているのが棋士だと思っています。院生経験者の私はその気持ちでプロを目指していたこともあります。なので、そのような棋士をずっと応援し続けたいと思うし、応援していきます。さらに棋士を目指して夢破れた人達も応援し続けたいです。どの世界にいたとしても私の仲間です。

②アルファ碁の活用方法については、棋士が相手を絶対的強者と認めるのはつらいと思うのです。それを棋士が技術面であえて活用するのは精神的な負担にならないかと心配しています。

③地方の子供達への活用については、プロを目指す子供達限定のお話です。入門教室や囲碁塾感覚の子供達は技術に比重をおかずに、囲碁の盤上も盤外も含めて楽しんでもらいたいです。棋士を目指す子供達にそんな余裕があるのか・・・。時間的な制約(プロ入りの年齢制限)があるなかで、スピードアップをしなくてはなりません。効果的に使ってほしいという提言でした。

④東京などの都市部についての囲碁指導は今のやり方のほうが優れていると思います。同年代の子供達を集めて、ライバル心をあおって、切磋琢磨する。これが棋力向上プラス人間力を高めるうえでも有効だと思うので一石二鳥です。地方には残念ながらプロ棋士を目指す子供に対して技術的な囲碁指導をできる人は少ないと思います。(全くいないというわけではありません)田舎から事情があって上京できない子供達はたくさんいます。都市部と田舎のハンデを少しでも埋めるためにもアルファ碁を使ったほうがよいのではないでしょうか。どっちかを取るというわけでなく、どちらもやって共存していけばよいのではないでしょうか。

⑤最後に

正直なところ、アルファ碁が無料で手に入るわけでもないし、プログラムをもらってもCPUの問題でこれほど強いソフトは一般家庭では再生できないでしょう。

私が提言したいのは、これをきっかけに囲碁界の常識を破って、新しい世界に挑戦してほしいというのが本心でした。

実現性が低いことを言ってしまい、申し訳ないという気持ちは大きいのですが、皆様にアルファ碁というきっかけを通じて新しい世界に挑戦してほしいんです。

私としてはきっかけはアルファ碁でなくても良いんです。

囲碁界が盛り上がって、子供達がプロを目指せる環境が整い、大人たちがそれを見守り、大人たちも囲碁を楽しみ・・・・。

そんな理想の囲碁界を目指して動いているつもりです。

自分も微力ながらできる事を頑張ってやっていきたいと思います。

皆様、一緒に進んでいきましょう。

子供達を支え、大人達も楽しみましょう。

それが願いです。

2 thoughts on “アルファ碁への見解について(中間まとめ)

  1. 囲碁人口の減少、高齢化に危惧を持ってます。個人的に3人の小学生に教えています。囲碁のプロを支えているのは、我々アマチュアです。日本棋院、プロの方々は、本当に囲碁普及に努力しているのか、疑問あり。もちろんがんばってるプロおよび関係者もいますが。日本棋院のツイートみても危惧を持ってる方がたくさんいるようです。
    今回アルファ碁のニュースをよい機会ととらえて、日本棋院に更なる努力を期待。今のままでは、衰退が目に見えてる。当方68歳男

    1. そうですね。囲碁人口の件に関しては危機感を持っています。
      プロの方々の努力も大事ですが、人数としてはアマチュアのほうが多いので、まずはアマで何とか力を合わせてやっていきたいと思っています。
      日本棋院は人数の都合上、通常業務にいっぱいいっぱいのように感じます。(経営悪化のため、人員が足りてないように思えます)
      ボランティアのアマ、ビジネスとしてのアマ、大会を楽しみにしているアマなど色々といらっしゃいますが、全員で一丸となるしかないようです。
      自分達でやらなければという気持ちで頑張ります。

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