ただいま、自分が構成を担当させてもらっている詰碁の本があります。
超一流の棋士の先生が著者ですが、様々な読みを披露してくれます。
同じ問題を読んでいるのに、何もかもが違う感じ・・・。
一流の先生方の読みがすごいことは分かっていましたが、同じ問題を考えていると改めてそう感じます。
院生時代に張うさんと対局していて、自信を根こそぎ奪われたような感覚に似ていると思いました。
共通点は超一流。
同じ土俵に立つことだけでも、どれだけ大変な事かが分かります。
思い出話はここまでにして・・・(笑)
今回の詰碁の本は、実戦形死活にこだわったうえに、一問ずつを掘り下げて読んでいきます。
従来は、問題→正解、失敗で終わりでした。
でもこれでは、よく生徒さんから解答にも失敗にも自分の読みがないと聞くことがあります。
そんな声を少しでも減らすべく、枝分かれの変化図も問題形式で3種類以上ずつ取りあげております。
さらに、実戦形ならではの手順図のページもあります。
さらさらっと詰碁をするのではなく、じっくりと詰碁を勉強したい方にお勧めの一冊です。
また詳細が決まり次第にご報告いたします。