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ゆったりと品のある空間で囲碁を楽しむ・・・
2019年2月20日

仲邑菫新初段 VS 黒嘉嘉プロ

By igosalon

黒嘉嘉七段と仲邑菫新初段の記念対局 ←(日本棋院HP)


新初段シリーズ(週間碁)

週間碁では新初段になったお披露目イベントとして新初段シリーズと題して、お披露目イベントを行います。だいたいが新初段の初仕事となります。

今回は特別にSENKO CUP ワールド碁女流最強戦2019に出場するために来日した、台湾の黒嘉嘉七段との対局です。

綺麗な容姿に惑わされてはいけません。
囲碁の実力も台湾の女流ではもちろん断トツのトップですし、男性と混ざっても一流の腕前です。
日本でいうと、謝依旻プロと同等か実績でいうとそれ以上かもしれません。(前回のSENKO杯では準優勝)

そんな一流の棋士が相手にしてもらえるというのは素晴らしい経験を積めると思います。

碁の内容

リップサービスを抜きにして、まず分かることは・・・。

私(永代)よりは強い!(笑)
あ、すみません。
これはもう言わなくても皆さん気付いている頃合いですよね。
黒嘉嘉プロを相手に堂々と戦っていました。
むしろ、序盤の戦いは押していたのではないでしょうか。

内容の感想

勝手につぶやきます。
永代個人の見解なので、合っているかは分かりません。
参考にするかは自己責任でお願いします(笑)

黒77の時点は互先でも黒持ちです。

左上の定石は少し黒が甘いと思います。そのあたりから流れが悪くなってきました。

しかし、思い切って右辺のフリカワリを見せてからの黒125。井山さんとの対局でも、大局観をキラリと光らせる一手を打っていましたが、125もその類のものです。
心にドスンとくるような一手です。
このドスンが伝わるかな~~~(笑)

しかし、個人的な意見としては、続いての黒127が疑問です。引き続き、125の意思を継続して左側(122の二路左)から攻めていくのではないかなと。

その理由は白130からの仕掛けが厳しかったからです。もちろん、130に打たれてまずいなーと思ったので、前述の疑問というところが浮かび上がってくるのです。

相手に打たれる前に気付くのと、打たれてから気付くのでは大違いです。ちょっとこのあたりでは定先でも流れが悪いです。

最後のトドメは155と157で中央の中地を囲いにいったこと。生徒さんにもよく指導しますが、中地は価値が小さいです。これではっきりと負けが確定したと思います。

それでも、序盤から中盤にかけての迫力は本物です。
一流棋士にも引けを取っていません。
皆さん、安心してください。
プロの手合いがスタートしても菫ちゃんは勝っていきます。

初年度で10勝はお約束します。

皆さんもこの碁を並べていただいて、迫力を感じてください。

うん?並べてもよく分からない?

そういうときは永代塾に来ていただいて講義を受けてくださいね(笑)

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