何と、初戦からイセドル九段が負けてしまいました・・・。
世の中の9割9分くらいの人達が予想もしていなかったでしょう。
この一敗で歴史が動きました。
この一敗を持ってしては、今後はどちらが勝ち越すというのはそんなに大した意味を持たないような気がします。
イセドル九段が踏ん張って、逆転勝利をしたら人類側の威厳が少し保たれますが・・・。
半年後に再戦したらそれも終わりの可能性が高いです。
これに囲碁界の関係者はかなりのショックを受けているでしょう。
棋力の強さや、囲碁に入れ込んでいる具合が大きい人ほど・・・。
特に勝負の世界に比重を置いている棋士はショックが計り知れないかと・・・。
今後は少し価値観を変更しないといけないところまで来たようです。
①勝負の価値観をVS人間に限定する
②AI囲碁から囲碁を習う
③AI囲碁を使ってエンターテイメント性を拡大する
棋士や院生などの専門家達にとってみれば、①と②は苦渋な決断(精神面の話)も含む、すごい方向転換でしょう。
しかし、囲碁ファンからとってみれば多少のショックはあるものの、楽しみな面もあるでしょう。
囲碁の楽しみ方の幅が広がるのではないでしょうか。
勝負の世界の素晴らしさが失われるだけではありません。
感情面も含めての勝負観に魅了されている囲碁ファンは多いのです。
良いところはそのまま残して発展性のある場所を伸ばしていきたいものです。
昔から「ピンチのあとにはチャンスあり」という言葉もあります。
囲碁界を活性化させるチャンスでもあるのです。