囲碁用語の中で「タケフ」というものがあります。
間を一つ空けて、2つずつ並行に並んでいる形です。
タケフという形は2手打ちをされないかぎりは、切断されないという鉄壁な形です。
しかし、コウ材などで2手連打されて切れてしまうこともあるでしょう。
なので絶対切断されないとまではいきませんよね。
そんなときにはタケフがパワーアップして「スーパータケフ」です。
これは平行に2本ずつではなくて、3本ずつ並んでいる形です。
昨日、指導碁をしていて実際に出てきました。
命名者は自分です。
スーパータケフはコウ材で連打されても切断されることはないという優れものです。
しかし、これはお勧めできません。
タケフでも固いと言われているのに、スーパータケフでは固すぎて効率が悪いのです!
囲碁は何事も適度な具合が大事です。
地の稼ぎ過ぎは×
厚みの張り過ぎは×
固すぎは×
薄すぎは×
囲碁はバランスが大事なゲームなのです。
皆様、スーパータケフは格好良いですが、使わないようにしましょう!