ガチンコ八子局・第8局前回の対局では長男の覇気のなさが出てしまいました。
その後の検討で「戦わないと勝てないよ!」と檄を飛ばしたところ…。
今回の対局では級位者の頃の長男が戻ってきました(笑)
実戦譜1(〜32手)
–
黒32までは完璧だと思います。
白が3つに分断されてしまって、それぞれに根拠がありません。
白はこの内の2つくらい取られてしまいそうです。
実戦譜2 (〜63手)
–
ただ、実戦は黒36と一本引いたことから歯車が狂って、左下の黒一団が取られてしまいました。
攻め合いは黒の一手負け…。
とはいえ、攻め取りで周りが真っ黒になったので、形勢はかなり黒がいいです。
なかなか良い攻め方でした。
このあとも白の無理手は続き、3回くらいツブれそうになりました。
攻め合いになっている石を、手堅く先手でダメをつめておけば(黒20の一路左)…という場面もありました。
そして、白の巧みなミスを誘う打ち方に惑わされて、結果は白の勝ち。
長男は結果こそ出ませんでしたが、この碁を続けていれば八子局の卒業はすぐでしょう。
それどころか五子くらいまで、ぽんぽーんといきそうですね。
そう簡単にはいかないかもしれませんが、この先が楽しみと思わせてくれる一局でした。