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2人目は泣く子も黙る「魔王」のニックネームを持つ井山さんです。
魔王の起源は、七冠を同時保持していたときにラスボス的な存在だったからでしょう。
ラスボスを倒さないとゲームクリア(タイトル獲得)はできないぞと。
最近は一力さん、芝野さん、関さんと井山さんで群雄割拠の時代に突入していますので、今後の勢力争いが楽しみですね。
井山さんはサウスポーで、しなりのある手つきで石を置くのが印象的ですよね。
棋風のほうは「自分の信じる手を打つ」という信念を感じます。
周りの誰もが気付かないような独創的な手を打つことも多々あります。
さらには「どんなに形勢が良くても緩まずに最善を目指して打つ」というのもあります。
その信念でやり過ぎて負けることもあるようですが「妥協して負けるのはもっと嫌だ」という気持ちがあるようです。
本当の意味でのプロフェッショナルですね。
最近はX(旧Twitter)でも公式アカウントとして投稿していて話題になっています。
阪急の囲碁イベントが台風の影響で中止になったお詫びに質問を募集しました。(井山さんが悪いわけではないのですが)
その質問の全てに動画でお答えしたという出来事には感動したファンも多かったのではないでしょうか。
個人的にはいくつか思い出がありまして‥。
私が22才くらいのときなので、井山さんが17才くらいでしょうか。
日本棋院の通路ではありましたが、初めてお会いしたときに「永代です」と挨拶をすると井山さんは「週刊碁などで拝見しています」と返してくれました。
若いのにすごい人だな‥と思いました。
その後は私が阿含杯のオープン戦で関西総本部に行ったときには、翌日に研究会に参加させていただきました。(井澤秋乃プロに誘っていただきました)
その時に阿含杯で対局した二局を検討してもらいました。
井山さんの読みの深さと判断の早さにただただびっくりするばかりで、当時は碁の内容よりも本当に恐ろしい人だなという印象のほうが強かったです。(碁の内容はもう覚えてません、ごめんなさい)
後輩などにもとても面倒見が良いようで、院生たちや道場などにはよく指導に行っているようです。
最後になりますが、食事会にご一緒させていただいたときの出来事が印象的でした。
私が図々しくもイベント用にサインをお願いしたら
井山さんは「高いですよ」(キリッ)
と言いながらも快く応じてくれました。
普段は毒舌トークながらも、他人へ不快感を与えることなく周囲を楽しませる腕をお持ちです。
さすが関西の方ですね。
そして、先に井山さんが食事会をあとにされたのですが、いつの間にか会計も済まされていて‥。
15人くらいいましたけどね‥。
それに関連してですが、鈴木伸二プロが井山さんにご馳走になったという投稿をしたことがありました。
それに対して井山さんは「彼の財布は見たことがありません」とツイート。
一見すると伸二くん(弟弟子なのでフランクに呼びます)が井山さんに頼りっぱなしのように聞こえます。
しかし、上記のような井山さんの行動で支払う隙を与えてくれないというのが本当のところだと思います。
(実際に伸二くんは礼儀正しくしっかり者です)
井山さんは本当にユーモアのある方なんですよね。
その他にも噂レベルのエピソードは色々とありますが、これくらいにしておきましょう(笑)
若くして国民栄誉賞もいただいてますし、日本囲碁界を飛び越えた日本の宝です!
4 thoughts on “【選手紹介②】(井山裕太王座)”