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ゆったりと品のある空間で囲碁を楽しむ・・・
2021年2月3日

【問題】個人レッスンから

By igosalon

永代塾囲碁サロンで毎週行なっている、個人レッスンからです。

個人レッスンは継続して濃い指導をすることができることから「長所を伸ばす、短所をなくす」などの長期的な視点が必要な部分で効果的です。

今回も実戦例をご紹介します。

問題・黒番

黒番でAからCの三択を用意しました。

布石なのでどこに打ってもさほど変わらないですが、石の効率というところで解説したいと思います。

『失敗』(A)普通の受けは凝り形

黒1の一間受けは、パッと見は普通に見えます。

しかし、この局面では黒1、3と▲が距離が近くてやや凝り形気味です。

白4までと、白に根拠を持って落ち着かれてしまいます。

黒の多いところで、このワカレは黒が不満です。

『失敗』(C)ハサミの気合いが空回り

黒1のは黒の強いところだから厳しく攻めるぞ!という気合いの入ったハサミですね。

気合いは良いのですが、白2の三々でかわされると気合いの空回り。

白10までと、▲の位置が効率の悪い場所にありますね。

黒3で右辺側からオサえてみても、黒7まで定石どおりになりそうです。

この変化でも▲の位置は効率が悪いのです。

「二立三析」という2本立ったら三間のヒラキが好形という格言があります。

これは3本立っているのに三間しかヒラキが打ててないですね。

せめて四間くらいはほしいところです。

欲を言うと五間が理想です(笑)

『正解』(B)鉄柱で好形に

この場合は(B)の鉄柱がちょうど良いバランスです。

黒1は三々を防いで隅を守ると同時に、白の根拠も奪っています。

白2に黒3なら無難。

白4に調子で黒5と守るリズムです。

黒1で白の根拠を奪っておいたからこそ、白は打ち込みを考える余裕を与えずに、黒5に回ったということです。

(A)の失敗図と比べて、黒1、5、▲は少し大きめに確定地を確保することができました。

右上は手数をそこそこ使っているので、これくらいの確定地はほしいですね!

ちなみに問題図には選択肢として用意してありませんでしたが、黒1はあまりお勧めしません。

これはまた後日にでも詳しくやります!

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